2018/12/27
日本の春における定番イベントといえば「お花見」。桜の花見は全国の公園や広場、名所などさまざまなところで行われているので、参加したことがある人が多いことでしょう。なので、イベントを担当する場合でも運営のイメージがつきやすいかもしれません。
とはいえ、季節は春。屋外でのイベントです。移り気な天気と、夜ともなれば冷え込む寒さの下で楽しむには、さまざまなコツが必要で、なかなか大変なのも事実。
そこで、今回は知っておくと少し面白いお花見の由来や歴史、そして運営ポイントから楽しくお花見を成功させるコツまで、幅広くご紹介します。
目
次
- 花見と桜について知ろう!
- -【1】花見の歴史は古代から
- -【2】世界の桜事情
- 花見の企画と準備
- -【1】事前の下調べと日程調整
- -【2】会費の徴収と必要物品の準備
- -【3】便利なアイテムはこれ
- 「どこで」「だれと」「どんな」お花見を?
- -【1】会社の敷地内でバーベキュー
- -【2】グループで休日に公園の桜を楽しむ
- -【3】会議室でエアーお花見
花見と桜について知ろう!
【1】花見の歴史は古代から
元々お花見は、今と違い「神事」とされていたようです。古代、水田には神様がいると信じられ、山での冬眠を経て春に帰ってくることから、桜の開花がその合図と考えられていたそう。
このときに、桜の木の下にお供え物を並べて祈り捧げ、豊作を願ったことがお花見の始まりといわれています。
そして、お花見が神事から娯楽になったのは、平安時代といわれています。その頃、平安の貴族たちは、美しく咲いた桜の木を愛でながら和歌を詠み楽しんでいたとのこと。それが、鎌倉時代に入ると貴族以外の人々にも広がって行きました。
とりわけ、江戸時代末期から明治時代にかけて日本全国にソメイヨシノが広まった頃から一般の家庭でもお花見をするようになり、厳しい冬を越した歓びと新しい季節の始まりを桜の下で祝う行事として定着したようです。
【2】世界の桜事情
近年、海外からの観光客で賑わう日本各地ですが、そんな方々にも日本のお花見は好評です。もちろん、海外でも桜が咲く国は多く、例えばアメリカのワシントンD.C.やフランスはパリのシャン・ド・マルス公園の桜並木は有名です。
しかし、まだ寒いうちから報道される桜の開花情報や前日からの場所取り、公共の場での飲酒は海外では見られないようです。日程を決め場所を取り、お弁当や飲み物を用意してお花見を心待ちにする姿に、日本人がどれだけ桜を愛しているかということ、日本人にとって桜が特別な存在であることを、強く感じるとのことです。
花見の企画と準備
お花見は、春のある一時期に集中するイベントです。桜の季節は短いので、人気の場所には人が集中し、関連する道具の需要度も一気に上昇します。
それらを過不足なく調達することが、お花見を成功させる基本です。
ここでは、日程の調整から会費の徴収、必要物品の準備まで、お花見の企画と準備のノウハウについて説明します。
【1】事前の下調べと日程調整
まず、決めなければならないのは「日程」。職場で、または友人同士でと、お花見はさまざまなグループで行われます。なので、日程や場所が重ならないよう、桜の開花予想日が発表されたらまず日程、続いて場所を決めましょう。
日程の決定に必要な情報は、なんといっても開花時期。開花時期は天気予報などで調べることができますが、平野部と山間部では異なったり、桜の品種によっても異なります。あらかじめ、3日〜4日くらいの幅を持たせて告知しておきましょう。そして、屋外でのイベントなので雨天による延期も考慮し、「予備日」を決めておくことも大切です。
候補地は、下調べなどしておくと良いでしょう。下調べでは、混雑度や地面の状態、トイレの数や位置、コンビニの有無なども見ておきましょう。場所と日程が決まったら、社内メールなどでお知らせし、参加人数は出欠管理ツールを利用するとスムーズに把握することができます。
【2】会費の徴収と必要物品の準備
会計のトラブルは禁物です。お花見に限りませんが、飲み会の会費は確実に徴収しなければいけません。
まず、会費は必ず「事前に徴収」しましょう。お花見が終わった後に徴収すると、双方が酔っていたり途中で離席していたりで、徴収漏れやお金の受け渡しのミスが発生する可能性が高くなります。また、急なキャンセルへの対応(会費返金)や、追加徴収しなくてもすむように、「余裕のある予算」を立てておくことも大切です。
ちなみに、1人当たりのお花見の予算は「2000円以上、5000円未満」が大半です。飲食材以外に、バーベキューコンロや椅子・机などが必要な場合は、借りるもよし、これを機会に購入するのもよし。うまく集めてかしこく使う。会費の徴収と必要物品の準備は、幹事の能力が問われるステップといえます。
【3】便利なアイテムはこれ
お花見は屋外のイベントです。春とはいえ、日陰には、まだまだ冬の寒さが潜んでいます。夜桜の見物ともなると、真冬並みの装備が必要になることもあります。一方で、寒暖の差が大きい季節でもあります。日中でも日なたと日陰では、季節が異なるくらいに気温の差があります。そして何より、春はお天気の変化もめまぐるしい季節です。そんな中でも、ちょっとした工夫で安心してお花見を楽しむことができます。
まず、寒さの予防に「ブランケットやカイロ」は必需品です。「温かな飲み物を入れるポット」もあると便利です。
地べたに座ると、地面の冷たさが伝わります。「段ボール」や「椅子」などを用意しておくと良いでしょう。
また、雨対策としては「テント」が理想的です。日中の陽射しよけにも使えますので、一石二鳥です。
「どこで」「だれと」「どんな」お花見を?
ひとことに「お花見」といっても、参加者や場所が変わると準備も変わります。働く仲間と会社の敷地で楽しむお花見があれば、休日にプライベートな仲間と公園で楽しむお花見もあります。どのケースも、余興やゲームなども用意しておくと、ご家族連れも楽しむことができます。さらに、「忙しくて、とても…」という方にも、とっておきのお花見があります。
【1】会社の敷地内でバーベキュー
いいですね、会社の庭に佇む桜を愛でながらのバーベキュー。通いなれた会社、トイレも水回りも用意されていて、その場所も数も分かっています。利便性は抜群。参加者の期待も大きいことでしょう。しかし、お花見の準備に、「会社だから」という安心は禁物です。
少人数の集まりならまだしも、大勢集まる場合は大量の飲食物が必要です。冷たい飲み物はクーラーボックスで冷たいまま、温かい食べ物はコンロを使ってできたてをご提供したいものです。さらに落ち着いて飲食していただくためには椅子やベンチ、机が必要です。それも数には余裕をもって。宴にはカラオケも必要なのではないでしょうか。
会社の敷地内でのお花見は、環境に恵まれているだけに参加者の期待も大きくなりがち。だからこそ、幹事としての手腕が試されるイベントといえます。
【2】グループで休日に公園の桜を楽しむ
桜の木の下で、「飲む」「食べる」だけが、お花見ではありません。大切なプライベートな春の日に、気の置けない仲間たちとお花見。
いいですね。でも、飲む・食べるも楽しいですが、食事にスイーツや果物を添えると、お花見は一気に華やかさを増します。食後はゲームで盛り上がり、グループで休日に公園の桜を楽しむにふさわしいお花見になること間違いなしです。
ゲームなら、ビンゴゲームやカードゲームなどがあると、みんなで盛り上がれます。飲む・食べる・歌う、だけの花見はモノ足りない。「大人からお子さままで、一緒に楽しめるお花見を」とお考えなら、ぜひゲームをご一考ください。幹事としての株が上がること、間違いありません。
ただし、どんなに盛り上がっても、公園の禁止事項には十分ご注意を。
【3】会議室でエアーお花見
どうしても、お花見に行けない(行けなかった)方も、あきらめることはありません。一方、来年のお花見に備えて、いろんな場所の桜が見たいという方もおられるでしょう。そのような方には、スクリーンに映し出された桜を愛でる…というお花見があります。
会議室にプロジェクターを設置、桜の画像をスクリーンに映し出すと、そこがお花見の名所に早変わり。その他、DVDプレーヤやRGBスイッチャーやデジタルスキャンコンバーターなどの映像機器などがあると、さらに大きな感動が。
場所や季節を選ばないエアーお花見。
さて、どこの桜を愛でようか…このエアーお花見、幹事さんの下調べなど、作戦会議にも最適です。
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