2018/10/30
日本には、各地方・地域ならではの名物や特産品があります。
これらを東京や大阪などの都市にいながら購入できるイベントとして、近年注目されているのが「マルシェ」という市場形態のイベントです。
マルシェは、生産者と消費者の直接的な接点を増やす機会として、年々注目を集めているイベントです。ここでは、マルシェ成功のカギを握るポイントを、実際に行われている事例とあわせてご紹介します。
はじめて企画する方や、毎回ワンパターンでマンネリ化していると感じている方はぜひ参考にしてください。
目
次
- 今注目のイベント!マルシェのメリットについておさらいしよう
- -【1】生産者と消費者が直接繋がる
- -【2】商品を効率的に認知拡大できる
- -【3】地域活性も期待できる
- マルシェを企画する際のポイントは?
- -【1】テーマを明確にして出店を募る
- -【2】目標を設定してから企画する
- -【3】備品を手配する
- -【4】必要に応じて保健所へ事前申請をする
- 実際に開催されているマルシェの事例をご紹介
- -【1】カテゴリを特化したマルシェで“好きな人”が集まる
- -【2】地域のこだわりの逸品だけをセレクトしたマルシェ
今注目のイベント!マルシェのメリットについておさらいしよう
マルシェとは、フランス語で「マーケット」や「市場」を指す言葉。
日本では、採れたての野菜や地域の特産品が並べられることが多いですが、アクセサリーや雑貨が並べられていることもあります。
では、今なぜ「マルシェ」があちこちで開催されているか、そのメリットについてみていきましょう。
【1】生産者と消費者が直接繋がる
「生産者から新鮮な食材や、その地域ならではの特産品を直接購入できる」というのがマルシェの大きな魅力です。
つまり、来場者としては生産者と直接対面するため、“顔の見える相手”から商品を買えるという安心感がありますし、仲介卸売業者を挟まないため、相場より安く商品を購入できることもあります。一方、生産者としては、自分が作ったものを直接消費者に売り込むことができるため、商品のよさを伝えやすいです。
このように、生産者・消費者どちらにもメリットがあるのがマルシェの注目されている理由でしょう。
【2】商品を効率的に認知拡大できる
現代ではスーパーやデパートなどで全国各地の食材や食品が売られていますが、まだまだ大勢に知られていないよい商品はあります。特に地方の生産者などは商品をプロモーションできる機会が少ないですが、マルシェに出店することで効率的に商品の認知拡大が望めます。もちろん、その場で商品を販売して利益を得ることもできますし、もし通販サイトを運営しているなら、来場者にチラシを配るなどして以後の集客にも効果が見込めます。
また、名産品のアピールを成功させ、来場者に『この味わいをもう一度楽しみたい』『こんなにもいいものがたくさんある場所に行ってみたい』と思わせることができれば、口コミでより認知拡大されることでしょう。
【3】地域活性も期待できる
マルシェは都市部で開催されている大きなものだけでなく、地域で開催される比較的小さなものもあります。後者は、近郊で採れた野菜や町のパン屋・地元の人が作った雑貨などが売られていることが多いです。地元の人たちが気軽に立ち寄れる“憩いの場”のような雰囲気で、住民たちのコミュニケーションの場として人気があります。
屋外での開催にはコレが必須!
マルシェを企画する際のポイントは?
マルシェはにぎやかで楽しいイベントなので、企画する際はあれもこれもと盛り込みがち……。ここでは、まず押さえておきたいポイントをご紹介します。
【1】テーマを明確にして出店を募る
いざマルシェの企画を考える際、「とにかくたくさん出店してもらう」ことばかり考えるかもしれませんが、それではうまくいきません。というのも、来場者は特定の店を目当てに足を運ぶというよりマルシェというイベントに魅力を感じて足を運ぶので、テーマを明確にアピールし、それに沿って出店を募集しないと、来場者に魅力を感じてもらいづらいのです。
【2】目標を設定してから企画する
最初に目標を決めておくと、具体的な企画もイメージしやすいですし、運営スタッフのモチベーションも上がります。その際、来場者であったり売り上げであったり、おおまかでいいので目標となる数値を決めておくと分かりやすいです。
なお、地方で「町興し」の一貫として行う場合は、“観光客を呼び込む”など目標を店舗募集の際に明記しておくと、協力的な出店者が集まる可能性が高まりますし、出店者同士が一致団結して良いマルシェになることでしょう。
【3】備品を手配する
当日必要な備品を手配します。どんな内容のマルシェかにもよりますが、看板やイス・テーブル・テントなどは必需品といえます。食べ物の屋台がある場合は、休憩スペースも作る必要があります。なお、各出店ブースに必要なテーブルやテントなどは、運営側で準備しておくケースが多いです。そうすることで出店者がより身軽に参加できるからでしょう。これらの備品はマルシェによって有料貸し出しか無料貸しか異なっているのが現状ですので、運営者は出店料や予算の兼ね合いで決めてください。
【4】必要に応じて保健所へ事前申請をする
マルシェに限る話ではありませんが、生野菜などを除く食品を扱う店舗は、それぞれ保健所への事前申請が必要です。申請ができていない店舗が1つでもあると、来場者の信頼を損ねるだけでなく、問題が起こった際に、出店者のみならず運営側も責任を負う可能性があるので、注意が必要です。
そのため、食品を扱う出店者には、保健所から発行された許可証の提示、およびコピーの提出を義務付けることが大切です。なお、保健所への申請には約1ヶ月程度かかるため、出店者の募集はできるだけ早めに行いましょう。
マルシェのブース設営に必要なアイテムはレンタルが手軽でおすすめ!
実際に開催されているマルシェの事例をご紹介
ここでは実際に開催されているマルシェを事例としてご紹介しますので、企画に際のヒントに活用してください。
【1】カテゴリを特化したマルシェで“好きな人”が集まる
マルシェといえば採れたて野菜や特産品、ハンドメイド作品などの様々な店舗が並ぶイメージがありますが、あえて特定のカテゴリに絞って出店しているケースもあります。
オリジナルのハンドメイド作品のみを集めたとあるマルシェでは、プロ・アマを問わず、アクセサリーや雑貨のほか、イラストや工芸品なども取り扱っています。
ジャンルを指定することで、それに興味がある来場者のみが集まるので、知らない人同士でも会話が生まれやすく、マルシェ全体が活気づきやすいというメリットがあります。
【2】地域のこだわりの逸品だけをセレクトしたマルシェ
地域興しの一貫としてスタートし、今や観光地にまでなりつつあるマルシェもあります。このマルシェでは、店舗を募集するのではなく、運営者自らがこだわった物づくりをしている農家・店舗へ出店を依頼するというスタイル。スイーツやたまごといった、毎回変わるテーマに沿ったこだわりの逸品が並ぶため、初来場者はもちろん常連も、いつでも新鮮な気持ちで店を回れます。
また、食品が購入できるエリア以外にも、購入物を食べながら休憩できるレストスペースや、ステージイベントを不定期で開催しているなど、来場者を飽きさせない工夫にも力を入れています。
さらに、隣接する川沿いに色・デザインを統一したパラソルや木箱を設置し、欧州の朝市のようなおしゃれな雰囲気を演出しているのも人気の理由のようです。
エンタメ要素を取り入れてもっと盛り上げよう!
マルシェクイズ!
機材レンタルだけでなく、企画立案から
会場設営・運営・撤収までサポート
イベントについての
ご相談はこちらから
ダスキンレントオール
ダスキンレントオール
https://event.kasite.net/evetan/success/10006.html